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歯周病

祖母 このページあたりから、どきっとする写真があるかも知れません。

ちょっとだけ、我慢してくださいね。

まずはこのおばあさんのお口の中を想像してみてください。


歯周病は、歯槽骨が吸収してしまう病気です。

歯槽骨は、歯牙が萌出するとともに、成長してきます。

出生時の顎の骨は、基底骨という部分で出来ています。

そこから歯牙が口腔内へ萌出するとともに歯槽骨という部分が歯根を囲むように成長します。

つまり、歯が十分萌出することで、顎骨の高さや幅が得られるということです。

歯槽骨の高さと基底骨部分の高さがよく解る写真が下です。

すれ違い1 画面右下(本人では左)では見事に歯根の部分の骨がないでしょう。

一人の患者さんの口腔内でこれだけ極端に左右の骨の量が違う方はあまり見ません。

もっともこの方の歯槽骨がなくなったのは若いうちから入れ歯を使ったせいです。
入れ歯は顎骨の吸収を早めます。

すれ違い2 歯周病で骨が吸収する人なら、画面左の下顎に、こんなに骨は残っていません。
同じ患者さんのレントゲンです。

みると、この患者さんの左下(写真では右下)には、まったく歯槽骨は存在しません。

残っているのは基底骨。下顎を強くぶつけると、すぐ折れてしまいそうな細さですね。

次の人は、総入れ歯の具合が悪くていらした患者さんです。
これでは、総義歯が吸着しにくいのは判って貰えますか。

レントゲン 歯槽骨がなくなると、入れ歯も安定せず、具合が悪くなります。

一生おいしく食べるためには、歯槽骨を守って保存することが大事!

・・・と言うわけで
歯周病は、骨が溶ける病気です。

こわい病気です。

老夫婦 例によって、歯周病の写真の一枚もなく
歯周病について記しています。

ここからはまたの機会に・・・。

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